2011年03月26日

祈りと感謝のうちに

110319_1224~0001.JPG火曜日にぶじ≪オルガンによる祈りのとき≫を開催することができました。1人たった2分半のリハーサル、そしてリハーサルが終わった2分後に開演(!)という強行スケジュールでしたが、みなさん本当に心のこもった素晴らしい演奏をしてくださり、縮小版というより、凝縮版。密度の濃い発表会となりました。

地震とそれに続く諸々に揺り動かされ、音楽の灯を消したくなくて走り回っていた私は、実はあの場でいちばん心を乱していた人間だったように思います。真摯に音楽と向き合う奏者たちの姿に、大げさな言い方かもしれないけれど、人間の高潔さを感じ、胸打たれました。本番を聴くうちに、どれだけ心慰められたことか… 張りつめていた緊張がほどかれ、その晩から久しぶりにぐっすり眠れるようになりました。

音楽はよく、余裕のある人の贅沢品のように言われるけれど、私はそうは思いません。もしそれが本物の音楽であるならば、傷ついた人を慰め、混乱のうちにある人の迷いを晴らし、悲しんでいる人に希望を届けることができるはず。上手いとか、すごいとか、そういう飾りの部分ではなく、本当の意味で人間を生かすことのできる音楽を、これからも探求し、育て、支える仕事をしていきたい、と決意を新たにしました。

出演者と講師のみなさま、ありがとうございました。都合がつかず出演できなくなってしまったみなさま、ごめんなさい。またきっと次の機会をご用意しますね。そして会場に足を運んでくださった10名のお客様方に心からの感謝を!

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2010年02月20日

バレンタインコンサート

100214_1447~0001.jpgバレンタインデーに行われた稲村麻衣子(ソプラノ)×荒井牧子(オルガン)のコンサート。ここで紹介する間もなく早々と満席になり、楽しく華やいだ雰囲気のコンサートとなりました。
集まったお客様は老若男女、実によいバランス。若い二人の成長を見守り、応援しようという気概に溢れています。こういう温かくも厳しいお客様に囲まれている二人を見て、私まで頼もしく嬉しい気持ちになりました。よいお客様は音楽家にとって何よりもの財産ですものね! こうして叱咤激励されながら、二人がますます音楽を深め、活躍していってくれることを心から願った幸せな一日でした。

◆モンテヴェルディ(1567-1643):
『音楽の諧謔』より「面影よ、呪われよ」、「あの高慢な眼差しは」
◆フローベルガー(1616-67):
トッカータ 2番 *オルガンソロ
◆J. S. バッハ(1685-1750):
『マタイ受難曲』より「血を流せ、愛する心よ!」
『ヨハネ受難曲』より「私もまた、喜ばしい足取りであなたについて行きます」
「おお神よ、慈しみ深き神よ」によるパルティータより I, IX *オルガンソロ 
『シェメッリ歌曲集』より
「われは汝にありて喜び」 BWV 465
「われを忘るるなかれ」BWV 504
「われを忘るるなかれ」BWV 505
「来たれ、魂よ、この日は聖なる歌で讃えられる」BWV 479
◆ブラームス(1833-97):
『11のコラール前奏曲』より「おお神よ、慈しみ深い神よ」 *オルガンソロ
◆滝 廉太郎(1879-1903):花
◆山田 耕筰(1886-1965):からたちの花



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2009年12月12日

熱に浮かされ (12/14にちょっとだけ加筆)

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いつの間にか12月も三分の一が終わってしまいました。怒涛の11月のあと、先週末にもうひとつ本番があってブラームスの歌曲なぞを歌い、今週ようやく平穏な生活に戻ったわけですが、いまだ高揚が収まらないのか疲れ果てているのか(たぶん両方)、歌う以外なにもする気になれない1週間を過ごしました。熱に浮かされるように歌っていたのはフーゴー・ヴォルフ! あまりにも美しい歌曲の数々。今まで知らずに過ごしてきたことを悔やみつつ、いま出会えたことの喜びに震えております〜〜

そうこうしている間にも、心のどこかにずっと響いているのが、11月29日のコンサート。守安さん夫妻と平井み帆さんの演奏は、本当にあつく、あったたかく、もしかすると今週の異様な高揚感はあの日から始まっているような気もしてきます。あの感じを言葉で説明するのは難しいのですが、最終的にしっかり満席になった手(チョキ)会場は本当にちょっとクラクラするくらいの熱気でした。

少し落ち着いて考えてみると、このプロジェクトのすごさは、それぞれまったく異なるバックボーンを持つ三人が、自分の持っているものを惜しみなく提供し合い、学び合い、分かち合っているところにあるように思います。それくらいこと誰だってやっている、と言われそうだけれど、たいていは古楽なら古楽の、ジャズならジャズのルールのなかでセッションをしているわけで、あるいはそれぞれ自分のルールを守りつつ異種交流する(弦楽四重奏で日本舞踊を踊るとか)ケースもあるけれど、今回は、共通のルールを持たない者同士が、ルールそのものを模索していく現場だったんですよね。ちょっと不安になるくらい予定調和的なところがなくて、どちらにどう転んでいくかは瞬間瞬間の真剣勝負。きっと、だから、演奏している間じゅう、あんなにエネルギーが湧き出していたのだと思います。

幸い守安さん夫妻も平井さんもベアータの空間と響きを気に入ってくださったようなので、打ち上げの席で次のコンサートをお願いしてしまいました。2010年7月25日(日)! ただでさえ熱い演奏なのに夏にやったらどんなことになるんだろう〜??? ベアータの脆弱なエアコンを思うとまた目眩がしそうですが、来夏、さらに熟したアンサンブルを聴かせていただくのを今からとっても楽しみにしています〜 

写真は演奏を終えた三人(左から守安雅子さん、平井み帆さん、守安功さん)。すごく満足そうでしょう? この日はお客様もみんなニコニコ顔で帰られました! みなさんも来年の手帖を手に入れたら、コンサートの予定を書き入れておいてくださいね。

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2009年11月23日

里帰りを終えて

すっきりと晴れた連休の最終日、皆様はどんな風に過ごされましたか? 私の方は、昨日まで大忙しの一週間だったので、今日は久しぶりに掃除をしたり片付けをしたり、ゆっくりのんびり、クールダウンに努めています。

18日は10年ぶりに里帰りしたシュッツ合唱団のコンサートでした。欲を言えばキリがないけれど、<風のホール>のすばらしい音響に助けられ、まぁ、悪くない演奏が出来たのではないかと思っています。でも、実際のところ、武久作品はお客様の耳にどんな風に響いたのでしょうか…? できることなら、一聴衆として、まっさらな耳で、この曲を聴いてみたいものです。

コンサートが終わってから読んだのですが、指揮者の淡野先生のブログに、武久さん自身の、この作品についてのコメントが載っていました。「人間の声に対する信頼がこの曲の中核を成し、神の意思、天地万物の生成、心の進化と深化、人間の単独性(孤独ではない)と宇宙のハーモニー、…、それらの全てが、声だけで実存している」と。ふだんの武久さんはさておき(笑)、この曲を歌っている時には本当に、作曲者の「人間の声に対する信頼」、すなわち、私たち歌い手に対する信頼をひしひしと感じていました。そんな作品を歌うことができた幸せに感謝しつつ、この作品がもっともっと歌われて、磨かれ、成熟していくことを願っています。

ベアータの方は、いよいよ今度の日曜日に守安夫妻×平井み帆さんのコンサートです! それについてはまた改めて。
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2009年09月25日

ぴかぴか♪

090925_1522~0001.jpgそして、9月23日は武久源造さんのオルガンコンサートでした。
今回は賛助出演したお弟子さん・山口眞理子嬢 大活躍の巻! 
オルガン科の学生でありながらヴァイオリンも嗜む彼女、この日のコンサートではヴァイオリンを弾いたり、チェンバロ&オルガンを弾いたり、しまいには、両手でヴァイオリンを弾きながら、オルガンのペダルで自ら伴奏するという芸当を披露しました。キミは、ブルーンスか?!

プログラムは予告とだいぶ変わって、以下のとおり――

D.オルティス (c.1510-c.1570): レセルカーダ 2つ
カベソン (1510-1566): イタリアのパヴァーナによる変奏曲
シュリック (c.1460-c.1521): 優しいマリア
スウェーリンク (1562-1621): 「我ラインに漕ぎ出し」による変奏曲
フレスコバルディ (1583-1643): ベルナルディニアによるカンツォーナ
ブクステフーデ (c.1637-1707): フーガ
武久源造 (1957- ): ホセ/Jose
J.S.バッハ (1685-1750): トリオソナタ 第3番 二短調
ベートーヴェン (1770-1827): 「笛時計のための小品集」より アレグレット、アレグロ 
D.オルティス (c.1510-c.1570): レセルカーダ 2つ


お客様のなかには、パイプについた武久さんの指紋をひと目見ようと楽しみにされていた方もあったようですが、前日、調律に見えたガルニエさんにピカピカに磨きなおしてもらって、証拠隠滅。無罪放免。いや、よほど研磨代をギャラから天引きしようかと思ったんですけどね!


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2009年09月24日

晴天に恵まれて

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怒涛のシルバーウィークが終わり、ほっとひと息。溜まりに溜まった疲れで今朝は起き上がれないのではないかと心配していたのに、目が覚めると身体が軽くてびっくり。昨日まで続いていた緊張状態から解放されて、おなかの底からうれしい気持ちが湧きあがってきました。

大きいイベントの準備は本当に大変だけれど、心を込めた分だけ返ってくるものも多く、毎年「十六夜コンサート」の後は幸せな気持ちでいっぱいになります。出演者やスタッフのみなさま、そして水上音楽堂に足を運んでくださったお客様、遠くから成功を祈ってくれた方たち… お一人お一人に感謝です。そして、私にこういう豊かな仕事を与えてくれる小島夕季にも感謝。

写真は朝の水上音楽堂。不忍池から漂ってくる蓮の香りに包まれ、準備を進める頼もしいスタッフさんたち。カッコイイ揺れるハート
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2009年04月24日

お披露目の日

BEATA002-01.jpg爽やかな快晴の日の午後、母・木田みな子の演奏により、オルガンお披露目コンサート その1 が行われました。ちょうど日本に滞在中のマルク・ガルニエ氏と2人の息子たちも駆けつけてくれ、満員のお客様と共にオルガンの音色に耳を傾けました。

プログラムは以下の通りです。

スウェーリンク(1562-1621): エコー・ファンタジア イ調
ブクステフーデ(1637-1707): いと麗しきかな、暁の星
ベーム(1661-1733): 天にましますわれらの父よ
パッヘルベル(1653-1706): チャコーナ へ調
バッハ(1685-1750): カンツォーナ 二短調
クレランボー(1676-1749): ナザール管のレシ グラン・ジュによるカプリース
ブラームス(1833-1897): おお神よ、汝慈しみに富みたもう神よ
メンデルスゾーン(1809-1847): ソナタ 第6番より フィナーレ

初期バロックからロマン派まで、ベアータのオルガンの魅力を存分にお伝えできるよう、母が心を砕いて選んでくれた小品の数々。たった2ストップの、しかも一番下のオクターブは2つの手鍵盤とペダルがパイプを共有している小さな小さな練習楽器ですが、まったく不足を感じさせない、実に多彩で豊かな音色。まるで遊んでいるかのような軽やかさと、深い精神性を兼ね備えた素晴らしい演奏で、オルガンの魅力を堪能しました。
演奏の後、挨拶に立ったマルク・ガルニエ氏から「このオルガンの可能性を最大限に引き出してくれた」と最大限の賛辞をいただいて、母もとても嬉しそう。練習楽器でコンサートをすることは、演奏者にとってだけでなく、ビルダーにとっても大いなる冒険だったようです! 
その後、ガルニエ家の息子たちがそれぞれ、練習オルガン開発の苦労話や、教会やホールのオルガンとの違い、またオルガンの仕組みなど、興味深い話をたくさん聞かせてくれました。

実は以前から、この楽器の低音がもう少し充実していたら…という思いがあったのですが、現在2ストップで共有している1オクターブのパイプを別々にすると、たった1オクターブのためにオルガンの奥行きが倍近くになってしまうのだそうです。そんなに大きくては一般家庭にはとても収まりませんよね。
日本では教会やホールのオルガンがなかなか自由に使えないので、せっかくオルガンを勉強しても練習場所に困っている人がとても多いのです。練習の段階から本物の楽器を使ってほしいという願いから、ガルニエ・オルガンでは日本の住宅事情に合わせた練習楽器を試行錯誤。コンパクトで、低価格で、様々なレパートリーに対応できて、しかも品質のよい楽器… 本当にぎりぎりのせめぎ合いの中で最良のものを作るべく努力されていることが今回、本当によく分かりました。
例えばパイプの数を減らしても豊かな音色が楽しめるよう、このオルガンでは1本1本のパイプの形を微妙に変えて、ひとつひとつの音に個性を持たせているのだそうです。同じ形に揃えてしまえばずっと簡単なのですが、どうしても単調で平板な音色になり、ソロと伴奏の対比が出にくかったり、対位法の音楽が聞こえにくかったり…。 技術的に難しく、作り手にとってはリスクの高い工法だそうですが、あえてこうしたやり方を選んでいるのだそうです。他の練習楽器に比べて規模が小さくても、ガルニエのオルガンには豊かさと面白みがあり、練習しやすいのが不思議だったのですが、ちゃんと理由があるものなんですね。


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2009年01月29日

音楽の秘密

2009.1 竹内さん04.JPG1月17日の竹内太郎さんのコンサートには、途中、大村千秋さんのチェンバロも加わり、楽しくも味わい深いバロックギターとイングリッシュギターの音楽を堪能しました。
バロックギターは何度も聴いたことがあったのですが、イングリッシュギターは今回が初めて。バロックギターのガット弦(羊などの腸)に慣れた耳には、イングリッシュギターの金属弦の音色がとっても新鮮でした。ある種、おもちゃみたいな明るい音。ほぼ同時期に作られた楽器なのにこんなにも趣きが違うとはびっくりです。

そして今回いちばん印象的だったのは、一瞬一瞬の音の表情が万華鏡のように刻々と変化していく様でした。ひとつひとつの和音が持つ色彩や質感の違いが鮮やかに変遷していき、ごく短いフレーズであっても、なんとドラマティックなことか。ちょっと他では聴いたことのない、実に洗練された演奏でした。
そんなことに感心しながら竹内さんのブログを眺めていたら、以下のような記述を見つけました。「ラソファミ」というバスに付けうる和声の様々な例を挙げ、そのひとつについて書いたものです(2008/11/4の日記から)。

2つ目(註:ソの和音)はソ、ラ、ド♯、ミが構成音、つまりラ上の753♯の和音、ドミナント7thの転回形である。これは次のファの6の和音に解決される。いわばニ短調へ転調したのだ。意表を突いた転調だが、A7という複雑で成熟した和音は明るい未来を予感させ、続くニ短調の転回形は切なさと大人びた落ち着きを持っている。そして最後にはホ長調という栄光に満ちた和音!
つまり、
良い家柄の出だけれども裕福ではない真摯な中年男性が、
都会で大変な才媛の美女に会い恋に落ち、
美しく切なくそして穏やかな蜜月期間を経て、
豪華な結婚式を挙げて末永く幸せに暮らす(でもこれからまた色々ある)
といったストーリーが誰の頭にもすぐに浮かぶ筈だ(浮かばないか…)


竹内さんにかかれば、たった4つの和音からもこんな物語が読み取れるんですね! まったく畏れ入ります〜〜 そんな竹内さんが、イギリスに戻られる前にもうひとつコンサートを予定されています。お時間がある方は是非おでかけください。

竹内太郎ライヴ「17,8世紀のイギリス音楽」
2009年2月1日(日)17:00
国立 音楽茶屋≪奏≫
<曲目>
グリーンスリーブスによる即興演奏
J.C.バッハ:イングリッシュギターとヴァイオリンによるソナタ
シュトラウベ:演奏会用メヌエット
ほか
問合せ:奏  042-574-1569
チャージはなし。ライブの終わりに心にしみた分をミュージシャンに寄付


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2008年11月30日

ありがとうございました

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報告が遅れましたが、11月21日にぶじ岡田龍之介さんのコンサートを終えることができました。
当日のプログラムは以下の通り――
◆L. クープラン: 組曲 イ短調
◆フィッシャー: 組曲 第6番 へ長調  「エウテルペ」
◆Fr. クープラン: クラヴサン曲集より 
 「ラ・メヌトゥ」、「親密」、「百合の花開く」、「手品」、「ガヴォット」
◆J. S. バッハ: プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調  BWV 998

演奏もすばらしく、お話もおもしろく、実に贅沢なひと時。今回は遠く北海道や静岡から来てくださった方があったり、岡田さんと私をそれぞれ別々によく知っている人たちが現れて岡田さんとの距離が急に縮まったような気がしたり、6回目にして初めてコンサートに来てくれた古くからの友人がいたり。なんだかひときわ感慨深い顔ぶれでした。
全6回のオープン記念コンサート、もちろんリピーターも少なくないのですが、毎回8割方は新しいお客様で、いま数えてみたら実に100人以上の方が足を運んでくださったことが分かりました! 本当にありがたく嬉しいことです〜〜 聴きにきてくださったお客様、演奏家の皆様、そして調律や譜めくりなど裏方で支えてくださった皆様、本当にありがとうございました!

ところで、写真は従姉の娘N(9才)が誕生日にプレゼントしてくれた飛び出す絵本風の手作りカード。ホームページで写真を見て、ささっと描いたらしいのですが、今にも音が鳴り出しそうな生き生きとしたオルガンの図に感心至極です。ちなみにベンチに座っているのは、私と従姉が祖父母の家でいつも遊んでいたぬいぐるみ。京都に行った時にNも遊んだらしく、それを思い出して描いてくれたそうで、これも本物そっくり。Nは天才だわ!(←叔母?バカ)
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2008年10月20日

傘寿

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先週の土曜日は林則子さんのコンサートでした。実は彼女、来春から芸大古楽科の大学院に進学することが決まったばかり。穏やかな中にも彼女の深い決意を感じさせる演奏に、集まったお客様から祝福の拍手が贈られました。

そして翌日は京都で伯母・有賀のゆりのリサイタル。当年80歳のチェンバリストです! 若い頃の方が指はまわっただろうけれど、やはり80歳でなければ出せない音。いや決して老人くさい音楽というわけではなく、確信に満ちた音というか、音楽の核心の音というか…。この歳まで音楽への情熱を、好奇心や探究心を持ち続けることが出来たら、誰でもそういう境地に辿り着けるのかもしれないですね…。皆さんは80歳まであと何年ですか?
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2008年09月29日

指紋… (涙)

080929_1550~0001.jpg武久源造さんのコンサートが無事終了しました。
当日のお天気はもちろん晴れ! 

武久さんは前日に2000人規模のMホールで大オルガンのコンサートをしたばかり。それと比べると客席数も楽器の値段も100分の一(武久談)のベアータですが、武久さんは変わらぬ情熱で、いやむしろより愛情深く心を込めて演奏してくださったように思います。武久さんの真摯さや暖かさがじんと伝わってくるステキなコンサートでした。

ところで、武久さんが楽しみにしていたのはガルニエ・オルガンとの対面でした。鍵盤からケースや譜面台、メカニックまでひとつひとつ手で触って形や材質を確かめていきます。そして嗚呼、あんなにガルニエさんに注意されていたのに、金属パイプに素手で触られちゃった( ̄□ ̄;)!! ついた跡はやっぱり拭いてもとれず、これから年月と共に黒く、くっきりと浮かび上がって来るのだそうです…(〒_〒) よい子の皆さん、どうか真似しないでくださいね。

時々、ベアータではオルガンのコンサートはしないのですか、と訊かれるのですが、来年の春からオルガンシリーズを開催する予定です。オルガンはその楽器本来の音が鳴るようになるまで、1年は弾き込まないといけないと言われていて、昔から披露演奏は完成後1年くらいにするものだったようです。今時そんな悠長なことはなかなか出来ないようですが、せめてベアータではそういう贅沢を楽しみたいと思います。

指紋を残した犯人は来年オルガンシリーズに出頭することになっていますので、皆様どうぞお楽しみに。


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2008年07月27日

満員御礼!

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折からの猛暑にもかかわらず、昨日の上尾直毅さんのチェンバロコンサートには多くの方がご来場くださり、満員御礼! 上尾さんの熱のこもったトークと演奏を共に楽しみました。 

スタジオのフレミッシュ様式のチェンバロに合わせて選んでくださったプログラムは――

バード(1534/43-1623):第5パヴァーヌとガリアルド
スウェーリンク(1562-1621):「マル・シム」
ファーナビー(ca.1563-1640):「マル・シム」
ブル(1562/63-1628):ファンタジア
ブル:クァドランパヴァーヌの変奏とガリアルド
ルイ・クープラン(1626-1661):組曲 二短調
ルイ・クープラン:パヴァーヌ 嬰ヘ短調 ←調が間違っていたので訂正しました!(8/18)

と、古めのカッコイイ曲がずらり。特にジョン・ブルの2曲は上尾さんのキャラクターとあいまって有り得ない濃さ! 実に聴きごたえのあるコンサートでした。

上尾さん、お集まりくださった皆様、本当にありがとうございました!
来られなかった皆様、次のコンサートは8月10日です。ぜひお出掛けください。詳細は近々…


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2008年06月23日

お陰様で

080623_1105~0003.jpgBEATAでの最初のコンサートが昨日ぶじ終了しました!
生憎の雨模様にもかかわらずお集まりくださったお客様と共に、大村千秋さんの演奏に耳を傾けるひと時。至福でございます〜
もともと小さな楽器ですし、折からの湿気やらで音にコントラストがつけにくい状態だったにもかかわらず、実に多彩な音色を楽しませてくれた大村さん、本当にありがとう! これからも益々のご活躍を期待しています。
そしてお集まりくださった皆様、また会場には来られなかったけれど遠くから応援してくださった皆様にも感謝申しあげたいと思います。
これからも素晴らしい演奏家の方々をお招きしてコンサートを続けていきたいと思いますので、ぜひ足をお運びくださいね! 



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