2016年03月27日

4月3日 コーロ"カプリッチォ"第7回公演「J.P.スウェーリンクの音楽」 @同仁キリスト教会 ゲスト:木田みな子(オルガン)

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来週4月3日(日)に、私が歌っている小編成の合唱団コーロ"カプリッチォ"のコンサートを開催いたします。今回のテーマはスウェーリンク(1562-1621)! オルガンをなさる方はよくご存知のオランダ初期バロックの巨匠です。北ドイツオルガン楽派に多大な影響を及ぼし、それがバッハへと受け継がれていくことから、オルガン作品は有名ですが、合唱曲はあまり知られていません。かくいう私もこれまで1曲しか歌ったことがなかったのですが、これがまぁ、歌うほどに歌う者を豊かにしてくれる優れた作品ばかりで、練習のたびに驚嘆させられています。
オルガン作品を同じく、次々と新しいセクションが現れ、万華鏡のように緩急硬軟さまざまな曲調が展開されるスタイル。その変化を瞬時に音にすることはアマチュア合唱団には至難の業で、本番一週間前にしてなかなか思うに任せぬ状態ではありますが(+ +)、スウェーリンクの作品世界の素晴らしさを少しでもお伝えできれば、と願っています。
当日はア・カペラのモテットやカノンに加えて、母・木田みな子のオルガン独奏もあり。母所蔵のガルニエのポジティフ(箱型のパイプオルガン)を同仁キリスト教会に持ち込みます。数あるガルニエのポジティフのなかでも名器のひとつだと思います。ぜひ聴きにいらしてください。

コーロ"カプリッチォ"第7回公演 J.P.スウェーリンクの音楽
2016年4月3日(日)18:00 @同仁キリスト教会


【出演】
オルガン:木田みな子(ゲスト)
合唱:コーロ"カプリッチォ" 
 金井由理 木田いずみ 武石しのぶ 細川好子 松本のり子 DeWit 真子
 飯島正史 木田新一 中村真一 野中正 羽賀義成
指揮:細川裕介

【プログラム】
モテット「主に向かって喜び歌おう/Venite exultemus Domino」
オルガン独奏「わが青春は終わりぬ/Mein junges Leben hat ein End」
カノン「主よ、私を憐れんでください/Miserere mei, Domine」
モテット「主イエス・キリストよ/O Domine Jesu Christe」
オルガン独奏「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる/Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ」
モテット「願いなさい。そうすれば与えられる/Petite et accipietis」
モテット「見よ、人よ、私があなたのために受ける苦しみを/Vide homo quae pro te patior」
歌とオルガン「主よ、わたしたちの主よ/O nostre Dieu et Seignuer amiable」
オルガン独奏「ウト、レ、ミ、ファ、ソ、ラによるファンタジア/Fantasia: Ut re mi fa sol la」
カノン「神にのみ信頼をおく人は幸い/Beatus qui soli Deo confidit」
グレゴリオ聖歌「天におられるわたしたちの父よ/Pater noster」
モテット「いかに幸いなことか、主を畏れる人は/Beati omnes que timent Dominum」

【道順】
東京メトロ有楽町線「護国寺」駅6番出口より6分(行きは急な上り坂です! バスがおすすめ)
目白駅より都バス白61系統「新宿駅西口」行き「目白台三丁目」3分 
江戸川橋駅より都バス白61系統「練馬車庫」行き「目白台三丁目」3分

全席自由2000円

お申込み beata@ab.auone-net.jp まで





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2016年03月26日

4月16日 米沢陽子さんの講義「ザムエル・シャイトのコラール編曲技法 『タブラトゥラ・ノヴァ』から学ぶ」 @日本聖公会 聖パウロ教会

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<ユビラーテ奏楽者の会>の主催で、ドイツ初期バロックの作曲家ザムエル・シャイト(Samuel Scheidt, 1587-1654)の研究者 米沢陽子さんを講師に、シャイトのオルガン作品について学ぶ特別勉強会が開催されます。
ドイツ中東部の町ハレのモーリツ教会でオルガニストしていたシャイトは、アムステルダムでスウェーリンクに学び、その後ハレに戻って宮廷オルガニストや宮廷楽長などを務めました。ドイツ・プロテスタント音楽の礎を築いた音楽家の一人で、特にその卓越したコラール編曲技法はドイツのオルガン音楽において重要な規範となっています。
オルガンを勉強するうえで避けて通ることのできないコラール作品。シャイトの編曲技法を探るこの講義は、その後の(バッハを含む)様々な作曲家のコラール作品についての理解を深めることにもつながります。奏楽者の日々の礼拝奏楽に役立てられるよう、シャイトのオルガン曲集『タブラトゥラ・ノヴァ』全3巻のなかから、第1巻所収の2つのコラール作品「Vater unser im Himmelreich 天にましますわれらの父よ」と「Warum betrübstu dich mein Herz なにゆえわが心思い悩むや」を取り上げるそうですが、もちろん教会オルガニストではない方にもなじみ深いコラールですよね。皆様ぜひ奮ってご参加ください! 【申込み〆切4月9日】 

ユビラーテ奏楽者の会 特別企画
ザムエル・シャイトのコラール編曲技法 『タブラトゥラ・ノヴァ』から学ぶ
講師:米沢陽子氏 (カトリック山手教会、目黒教会オルガニスト/東京純心大学教授)

2016年4月16日(土)午後2〜4時
@日本聖公会 聖パウロ教会 聖堂 (東急東横線「祐天寺駅」徒歩5分)
改札を出て左側、線路沿いの道を右へ直進3分、つきあたりを左、最初の四つ角(アポロ整骨院の角)を右に入って2分の左手

聴講料: 3,000円 (資料代込み/当日受付でお支払いください)

【米沢陽子氏プロフィール】
東京芸術大学大学院博士後期課程(古楽科バロックオルガン専攻)修了。学位論文<ザムエル・シャイト『タブラトゥラ・ノヴァ』研究―その鍵盤音楽史における成立過程と意義―>と演奏により、博士(音楽)号取得。オルガンを木田みな子、石田一子、酒井多賀志、宮本とも子、鈴木雅明、廣野嗣雄の各氏、音楽学を大角欣矢氏に師事。文化庁芸術家在外派遣研修員として渡独、シュターデ・オルガンアカデミーにおいて、マルティン・ベッカー、インゴ・デュヴェンゼーの各氏に師事。国内外でのリサイタルのほか、近年は「人生に寄り添う音楽」をテーマにトークコンサートも行なっている。聖ヨハネホスピスケア研究所音楽療法担当研究員。カトリック山手教会および目黒教会オルガニスト。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。東京純心大学看護学部教授。

【楽譜について】
当日取り上げる2曲についてはコピーが配布されますが、この機会にハラルド・フォーゲル編の楽譜(全3巻)を購入されてはいかがでしょうか。
Samuel Scheidt: Tabulatura nova Teil 1-3 (Harald Vogel) Edition Breitkopf 8565-8567

【入手方法】
1)今回のためにベアータで「第1巻」を10冊注文しました(受講される方限定/残り4冊)。送料込み 6,613円。
2)アカデミア・ミュージック tel.03(3813)6351
3)Breitkopf のHPから直接注文できます。各巻とも1冊 €44.90+送料 全3巻購入される方におすすめです。円高なのでお買い得♪ 注文後1週間ほどで届きます。

★受講申込【4月9日(土)〆切】
ユビラーテ奏楽者の会の主催ですが、ベアータで受け付けます。
お名前/ご住所/電話番号を明記のうえ「ザムエル・シャイト」とタイトルをつけて
tel&fax 03(6317)8916 または beata@ab.auone-net.jp まで。
楽譜購入ご希望の方はその旨お書き添えください。


 


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2016年03月21日

4月開講 藤原一弘さんの「オルガン音楽の歴史(3)ルネサンスから初期バロック」

音楽学者・藤原一弘さんのオルガン音楽に関する講座が今年も開講されます。新年度は16世紀ルネサンスから17世紀初頭のイギリス、スペイン、オランダのオルガン音楽を扱うとのこと。タリス、バード、ギボンズ、カベソン、コレアデ・アラウホ、スヴェーリンク… すごいメンバーですねーー
毎回オリジナリティ溢れる洞察で、音楽作品の本質的な意味と魅力について、いきいきとした感動を込めて語られる藤原さん。初心者から専門家まで、オルガニストだけでなく、音楽を学ぶすべての方におすすめしたい講座です。

ユビラーテ奏楽者の会 公開講座
バッハ以前のオルガン音楽の歴史(3): ルネサンスから初期バロック 講師:藤原一弘


【講義内容】先年度はイタリア・ルネサンス末のヴェネツィア楽派、ルネサンスとバロックを繋ぐナポリ派を経て初期バロックのフレスコバルディ、15世紀フランスのアテニャンと16世紀初頭のティトゥルーズまでを扱いました。今年度は、16世紀ルネサンスから17世紀初頭のイギリス、スペイン、オランダのオルガン音楽を扱います。いずれもこの時期に輝いた国々であり、イギリスではtha Mulliner Bookのタリスと、バード、ギボンズらのヴァージナリストたち、スペインではカベソン、コレア・デ・アラウホ、オランダではスヴェーリンクと、鍵盤音楽史に輝く作曲家たちが活躍していました。彼らの素晴らしいオルガン音楽を通じて、鍵盤楽器ならではの表現法、各国ごとの特徴あるオルガン音楽の魅力に触れていただければ幸いです。

【講師紹介】1987〜91年、立教大学大学院にて皆川達夫教授のもと、91〜98年、テュービンゲン大学でU.ジーゲレ教授のもと音楽学を学ぶ。91〜93年、DAADドイツ学術交流会奨学生。91年、17世紀のオルガニスト・音楽理論家A.ヴェルクマイスターに関する研究によって第4回辻荘一賞受賞。神学修士。青山学院大学、北海道大学、洗足学園音楽大学講師。古楽アンサンブル Affetti mvsicali 指揮者。

【土曜クラス】 毎月第2土曜日 14:00〜16:00 @日本基督教団 信濃町教会(JR総武線信濃町駅5分)
4/9, 5/14, 6/11, 7/9, 9/10, 10/8, 11/12, 1/14, 3/11(8月、12月、2月は休み 全9回) 

【火曜クラス】 毎月第4火曜日 12:30〜14:30 @日本聖書神学校202教室(JR山手線目白駅10分)
4/26, 5/24, 6/28, 7/26, 9/27, 10/25、11/22, 1/24, 2/28(8月、12月、3月休み 全9回)

受講料:全9回 18,000円(前納)/1回参加 2,500円

◆ベアータの講座ではありませんが、資料をお預かりしています。
ご希望の方はベアータまで 03−6317−8916 beata@ab.auone-net.jp 
郵便かFAXでお送りしますので、住所かFAX番号をお知らせください





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2016年03月09日

いよいよ明後日! 3.11 ミホプロジェクトチャリティコンサート @日本基督教団 松本教会

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2016年3月11日。東日本大震災から5年目の日に、松本でミホプロジェクトのコンサートを開催します。このブログではすでに何度も紹介していますが、ミホプロジェクトは、2011年の大震災〜原発事故以来、福島から東京へ避難してきた子どもたちとその家族の支援活動を続けている信木美穂さんの呼びかけで始まったチェリティコンサートプロジェクトです。

このコンサートの中心に据えられるのは信木美穂さんの絵と詩。これは、震災直後から避難者支援に奔走してきた彼女が福島の子どもとたちと過ごすうちに、幼い彼らの親にも言えない本音や、大人の嘘を見つめる真っ直ぐな心に触れ、やむにやまれぬ思いに駆られて編んだ詩画集『ひまわりの丘』に収められているものです。

コンサートでは、絵をスクリーンに映しつつ、美穂さん自身がその絵に呼応する詩を朗読。朗読に応える形で、富田牧子さん(チェロ)、原田靖子さん(オルガン)、私(歌)の3人で、中世から現代まで様々なスタイルの音楽を演奏していきます。特に歌については古今の宗教作品から歌詞を吟味して数曲を選び抜きました。なまなましい福島の「いま」のことばと、それを映すように、寄り添うように進められる聖書の民の物語。既成の楽曲ばかりとはいえ、音楽と信木美穂の詩を織り合わせた「現代のオラトリオ」とも言うべき、新しいひとつの作品になっています。

2012年の同仁キリスト教会での初演以降、東京、横浜、軽井沢、札幌、江別と回を重ねて今度で10回目。私たちはますますこの「作品」に惹き込まれ、毎回、新鮮な驚きと畏怖を持ってコンサートに臨んでいます。初めての方にはもちろん、すでに一度ご来聴くださった方にも、ぜひまた足をお運びいただければ幸いです。

なお、今回のコンサートの収益はNPO法人「まつもと子ども留学基金」に寄附いたします。「まつもと子ども留学基金」は、福島から松本への避難移住者と支援者によって設立された団体で、2014年4月、松本市四賀地区に子ども寮を開設しました。子ども寮は、福島はじめ被災地の子どもたちが安心して生活できる場所作りを目的としたもので、昨年度は8名、今年度は6名の子どもたちが元気に生活しています。現在までのところ公的支援もなく、運営面での苦労も少なくないようです。ぜひ皆様にご支援をお願いしたいです。

東日本大震災より5年 ミホプロジェクト・チャリティコンサート
ひまわりの丘 〜福島の子どもたちとともに★祈りのコンサート〜

2016年3月11日(金)@日本基督教団 松本教会
 松本市開智2−3−45
【昼の部】14:30〜 柳谷知之牧師のメッセージ/14時46分の黙祷/60分のコンサート
【夜の部】19:00〜 90分のコンサート 
昼夜2公演・各90分(開場30分前)
松本駅から徒歩25分/北松本駅から徒歩10分 ※松本城の北側、開智小学校のならび



◇出演◇ 
信木美穂(画/詩/朗読)
木田いずみ(歌) 
富田牧子(チェロ) 
原田靖子(オルガン)

◇曲目◇
J.S.バッハ(1685-1750):サラバンド(無伴奏チェロ組曲 第6番より)(チェロ独奏)
J.S.バッハ:カンタータ46番より(歌+パイプオルガン+チェロ)
メンデルスゾーン(1809-1847):エルサレムよ!(歌+チェロ+リードオルガン)
フォーレ(1845-1924):ロマンス(チェロ+リードオルガン)
R.マウエルスベルガー(1889-1971):なにゆえこの都はかくも荒れ果て(歌+チェロ+リードオルガン)
ほか

全自由席 一般1500円/18歳以下500円
※このコンサートの収益は《まつもと子ども留学基金》を通じて、福島の子どもたちのために使われます。

主催:ミホプロジェクト 

◆予約/問合せ BEATA(ベアータ) 03(6317)8916 beata@ab.auone-net.jp


◆◆追記◆◆
お蔭様で≪まつもと子ども留学基金≫に17万円の寄附をすることが出来ました! ご来場くださった皆様、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。





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2016年03月07日

3月11日 Unplugged concert @日本聖公会 聖パウロ教会

オルガンクラスの発表会をさせていただいている祐天寺の聖パウロ教会で、3月11日に、東日本大震災と今も避難生活を余儀なくされている人々を覚えて、電気を使わないオルガンコンサートが開催されるそうです。

パイプオルガンは空気をパイプに送り込むことで鳴る楽器。現在はほとんどの場合モーターで空気を作っていますが、ふいご式のオルガンが生まれた紀元前1世紀から電気が発明されるまでの約2000年間、空気を作る役目は人間がしていました。大聖堂のオルガンになると裏で専門のカルカント(ふいご手)が数人がかりでふいごを操作していたので、高慢なオルガニストがカルカントを怒らせてストライキに遭い、本番中に意地悪をされた、というようなエピソードも残っています。

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電気が発明されてカルカントは職を失い、オルガニストは一人で心ゆくまで練習する自由を獲得しました。それはもう、演奏する側にとっては福音だったと思います! しかし電気で作られた空気は人力と違い、均質で面白みがない。私が最初に人力ふいごのオルガンを聴いたのは10数年前だったと思いますが、その時に感じた面白さ・心地よさと共に、直後に電気モーターのオルガンを聴いて、なんと神経に障る機械的な音なのだろう、と思ったことが忘れられません。

さて、聖パウロ教会のオルガンには、数年前の大規模修繕の折に人力ふいごが追加されました。オルガンの裏手に(途中で空気切れしないよう)3つのふいごが収められ、カルカントは3つのレバーを順に踏んで空気を送ります。この作業がけっこう難しくも面白い! この教会のオルガニストで、今回のコンサートの企画者・演奏者でもある佐藤礼子さんを中心に「カルカントクラブ」が結成され、人力ふいごでオルガンを鳴らす機会を増やしているそうです。

3月11日は、オルガンのモーターだけでなく照明や空調など、電気で動くものは一切使わないとのこと(←カッコイイ☆)。私は残念にも自分の本番があって伺えないのですが、皆様ぜひ暖かくしてオルガンの「息」を味わってきてください!

Unplugged concert
〜電気をつかわないオルガンコンサート〜

2016年3月11日(金)16:00〜16:45
@日本聖公会 聖パウロ教会


≪演奏≫
佐藤礼子 with 聖パウロ教会カルカントクラブ

入場無料 ※任意の献金をお願いします。
献金はすべて「聖公会東京311ボランティアチーム」の活動のために使われます。

※照明も空調も一切使いません。暖かくしてご来場ください。

≪道順≫
東急東横線「祐天寺」駅より徒歩5分。
改札を出て左、線路沿いの道を右へ直進3分、突き当たりを左、次の角(アポロ整骨院の手前)を右折して2分、左手 

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